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2010 Fiscal Year Annual Research Report

留学生の日本での就職を阻害する要因に関する研究―キャリアデザインの視点から―

Research Project

Project/Area Number 21530825
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

末廣 啓子  宇都宮大学, キャリア教育・就職支援センター, 教授 (80466680)

Keywords留学生 / キャリアデザイン / キャリア教育 / 外国人雇用 / 地方
Research Abstract

前年度に県内留学生を対象に行ったアンケート調査について、詳細な分析を行うために、対象を限定して再集計を行ったとともに、当初計画に則り、県内企業の留学生に対する採用・雇用の実態と意識に関するアンケート調査とヒヤリング調査を行った。(なお、東日本大震災によって3月に予定していた企業ヒヤリング調査は相手先企業の被災により23年度に延期して実施することとした。)
企業に対する調査概要と調査から得られた結果の概要は次のとおりである。
栃木県経営者協会の会員企業278社を対象に企業の外国人留学生の採用・雇用の実態と意識を知るためにアンケート調査を実施、有効回収数101社(回収率36.3%)さらに、県内に本社を持つ多様な業種・規模の企業12社及びそこで働く元留学生へのヒヤリング調査を実施した。その結果、
1)地場企業は海外進出などのグローバル化がまだ進展しておらず、外国人留学生の採用ニーズは小さい。
海外進出が外国人留学生採用の契機になるものの採用数は少なく、しかも本社技術系、管理系のスタッフ要員の採用ニーズはまだ少ないこと。
2)一方で海外進出のない企業において日本人の代替雇用とも言える採用ニーズがあること。
3)外国人留学生の採用経験のない地場企業は、採用・雇用について職場適応への不安や、不信、ネガティブなイメージがあること。採用経験のある企業でも、上記の意識のほか現実に種々の雇用管理上の問題や負担を抱えていること、等
県内で初めて実施したこの調査により、県内の留学生の就職の受け皿としての地場企業の可能性と課題が明らかとなった。

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Published: 2013-06-26  

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