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2010 Fiscal Year Annual Research Report

自らの教育実践を反省し改善を志向する教師のためのセルフ・スーパービジョンの開発

Research Project

Project/Area Number 21530834
Research InstitutionOsaka Kyoiku University

Principal Investigator

木下 百合子  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10169914)

Keywords授業改善 / 教育スーパービジョン / セルフ・スーパービジョン / 反省的思考 / スーパービジョンコンピテンス
Research Abstract

セルフ・スーパービジョンに関する理論研究を継続した。その成果として、セルフ・スーパービジョンの概観を描き、セルフ・スーパービジョン段階として、(1)セルフ・スーパービジョンを実施する準備段階、(2)設定したテーマと関連したワークを実施する段階、(3)段階(1)(2)の成果を評価し、セルフ・スーパービジョンを継続するかどうかを決断する段階、を相対的に区別した。そして段階(1)(2)を実施する助けとなるワークシートについて検討した。文献によれば、この段階のために25種類のワークシートが開発されている。そしてこれらのワークシートを使ったワークレベルを、教育スーパービジョンのワークレベルと比較すると次のことが明らかになった。すなわち、教育スーパービジョンでのワークレベルが、授業方法のレベル、教師の教育目標と意図のレベル、教師の生育歴が関与するレベル、生活場所の組織的条件のレベル、であったのに対し、セルフ・スーパービジョンでは、教師の確信にかかわるレベル、能力にかかわるレベル、環境にかかわるレベル、が考えられており、セルフ・スーパービジョンでは、何よりも教師の内的側面に重点がおかれることが、明らかになった。そこから、セルフ・スーパービジョンを実施するのに必要なスキルは何よりも内的対話を実行するためのスキル、反省的に考えるためのスキルであることが明らかになった。そして、この研究成果の一部を、日本教師教育学会第20回研究大会で発表した(発表要旨録184-185頁)。試行した教師の見解によれば、ワークシートによる援助が有効であるということだったので、ワークシートのさらなる改善が来年度の課題となる。

  • Research Products

    (3 results)

All 2011 2010 Other

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] 授業改善に向けたセルフ・スーパービジョンの目標と課題2011

    • Author(s)
      木下百合子
    • Journal Title

      大阪教育大学教科教育学論集

      Volume: 第10号 Pages: 35-44

  • [Presentation] 授業改善に向けたセルフ・スーパービジョンの目標と課題2010

    • Author(s)
      木下百合子
    • Organizer
      日本教師教育学会第20回研究大会
    • Place of Presentation
      日本大学文理学部
    • Year and Date
      2010-09-26
  • [Remarks]

    • URL

      http://ir.lib.osaka-kyoiku.ac.jp./dspace

URL: 

Published: 2012-07-19  

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