2010 Fiscal Year Annual Research Report
教員の不正行為に関する研究-カンボジアを事例として-
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21530898
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| Research Institution | Osaka Jogakuin College |
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Principal Investigator |
前田 美子 大阪女学院大学, 国際・英語学部, 准教授 (70454668)
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| Keywords | カンボジア / 汚職 / 不正行為 / 比較教育 / ライフストーリー |
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| Research Abstract |
多くの途上国にとって、教員の汚職・不正行為は国家の健全な発展を阻む一要因となっている。本研究は、主に質的研究方法を用いて、カンボジアを事例として教員をめぐる不正行為の実態を調査し、その背景とメカニズムについて考察することを目的とする。
本研究は平成21年11月から1年間中断しており、本年度は11月から実質的な作業に入った。具体的には、12月11日から19日までカンボジアにおいて予備調査を行った。この予備調査の準備として、11月中は、カンボジア人及び日本人からなる現地調査チームにおいて、現地調査前に関連資料を検討し、聞き取り調査の項目について確認した。現地では、プノンペン特別市、カンダール州においてスノーボール方式で調査対象者となる教員を探した。教員15名に対し、1時間半から2時間の個別・グループインタビューを行い、不正行為に関する経験を中心としたライフストーリーをデータとして収集した。各インタビュー実施前および終了後に、可能な限り、チーム内で得られた情報について共有し、調査方法・項目について再検討した。また、調査終了後、全インタビューを通して得られたデータについて、チーム内で整理を行った。また、現地では、カンボジア教員組合にて、組合代表にインタビューを行い、関連資料を収集した。帰国後は、データの整理と翻訳作業を行った。
次年度は、調査チームのメンバーからのフィードバックをもとに、調査方法を再検討して本調査を行う予定である。
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