2010 Fiscal Year Annual Research Report
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21530941
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| Research Institution | Hiroshima University |
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Principal Investigator |
植田 敦三 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50168621)
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| Keywords | 算数教師 / 専門的力量 |
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| Research Abstract |
本研究は,初等教育教員として必要な専門的力量に関する検討を踏まえ,教科専門科目(「算数」)のカリキュラムの課題を明らかにするとともに,その改善を図ることである.本年度の研究の主な成果は以下のとおりである.
(1)本研究1年次に実施したフィンランド国の算数教師に求められている専門的力量に関する比較調査研究から得られた課題「算数教師の専門的力量形成を「理論」と「実用」の間でどのようにバランスを取り,それらを止揚する足場をどこに見出すのか」に接近するために,フィンランド国ユヴァスキュラ大学のマルクス先生を招聘し,ワークショップ(2010年10月24日～10月27日)を開催した.教科専門科目と教職専門科目・教育実習関連科目との間の関連を図り,「反省的実践家」として学生を成長させるための教員養成カリキュラムを整備することの必要性とその具体化について検討した.
(2)探究活動に焦点を当てた教科専門科目(「算数」)の単元「数と計算」を再構成し直し,その試行と改善を行った.また,単元「立体図形と展開図」及び単元「平面の敷き詰め」を新たに共同開発し試行・評価した.
(3)小学校算数科と中学校数学科とを接続するカリキュラムの構成力,授業のゼザイン力に焦点を当てて算数教師に求められる専門的力量について理論的,実践的に検討する研究会(参加者:大学教員,附属小学校教員,公立小学校教員,及び大学院生)を7回開催した,この研究成果は学会で発表するとともに,学会誌に投稿し受理された.
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