2011 Fiscal Year Annual Research Report
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21531042
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Research Institution | Institute for Developmental Research, Aichi Human Service Center |
Principal Investigator |
長谷川 桜子 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 教育福祉学部, 主任研究員 (60326816)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 陽一 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 病理学部, 主任研究員 (30372113)
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Keywords | 知的障害 / 認知症 |
Research Abstract |
認知領域と社会性領域の2つに分類される8つのカテゴリー(1.短期記憶,2.長期記憶,3.空間と時間の見当識,4.発話,5.実用的スキル,6.活動性と意欲,7.情緒,8.行動の障害)からなる尺度を作成し、この信頼性および妥当性の検討と改良に取り組んできた。 実測データから算出した信頼性の指標となる係数(アルファ係数、ICC)は、良好な値を示した。 妥当性検討のために同じカテゴリーに属する項目間の相関係数を算出した結果、「2.長期記憶」「7.情緒」「8行動の障害」で、同カテゴリーの他の項目と相関の低い項目がみられた。また、共分散構造分析の結果は、「7.情緒」「8行動の障害」を、認知、社会性のいずれとも異なる領域に分類するのが妥当であることを示した。これらの結果は、尺度が仮定する因子構造および構成概念に検討の余地があることを示すと同時に、今後の実用的かつ精度の高い判定基準作成に向け、示唆を与えるものであった。 尺度を構成する各質問が、施設居住者のみならず地域生活者にも違和感のないものであるかに関して、記入者の意見を収集した。検討の結果、これらは地域生活者にも違和感のないものになっていると判断できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
長く実用に耐える尺度の作成を目指しており、信頼性・妥当性の検証および尺度の改良に慎重に取り組んできた。そのため、大規模なフォローアップデータ収集時期がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後のフォローアップ研究により、認知症の有無を判定する適切なカットオフ値の作成を目指す。 また、多人数を測定対象とすることですでに認知症を発症している人を発見できると見込んでおり、これら研究参加者の尺度得点から、単回の評定による判定基準を作成する予定である。
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