2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21540103
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
濱田 龍義 Fukuoka University, 理学部, 助教 (90299537)
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Keywords | 幾何学 / 計算機システム / 応用数学 / KNOPPIX |
Research Abstract |
以下の研究集会,ワークシヨッフ等に参加し,計算代数の最近の成果についての情報収集と微分幾何学への応用について議論を行った. 2009年9月13日には国際会Computer Algebra in Scientific Computing CASC 2009において,講演を行う機会を得た.科学技術計算における計算代数の最新情報について研究交流を行うことができた. 複素双曲空間内のLie実超曲面は焦部分多様体を持たない等質実超曲面として特徴づけられる.濱田は広島大学の田丸博士氏,星川祐次氏と共同で複素双曲空間内のLie実超曲面の内在的性質について研究を進め,特に3次元Lie実超曲面の特殊性に関する結果を得た.2009年10月29日から11月1日に行われた第2回大阪市立大学数学研究所-慶北国立大学GRG共催微分幾何学ワークショップ「部分多様体幾何学とリー群論」に参加し,上記の共同研究成果について発表を行った. 数学ソフトウェアと数学諸分野との連携について2009年9月23日に大阪大学,2009年3月23日に慶應義塾大学でワークショップを開催.情報幾何学,トポロジー,統計学,可積分系,コンピューターサイエンス等,様々な分野の専門家の方に講演いただき,研究交流を行うことができた.また,2009年12月14日から17日にかけて行われた国際会議The Joint Conference of ASCM2009 and MACIS2009の準備委員会に参加し,各国の計算代数の専門家と濃密な情報交換を行うことができた. 研究代表者は,これまでの調査研究の成果として,各分野の専門家と協力して,数学ソフトウェアを手軽に試すことができるKNOPPIX/Math/2010を作成し,公開している.
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