2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21540103
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
濱田 龍義 福岡大学, 理学部, 助教 (90299537)
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Keywords | 幾何学 / 計算機代数 / KNOPPIX |
Research Abstract |
以下の研究集会,ワークショップ等に参加し,計算代数の最近の成果についての情報収集と微分幾何学への応用について議論を行った. 1.2010年7月7日-7月9日 数式処理研究の新たな発展 京都大学数理解析研究所 2.2011年1月22日-23日 数式処理学会第3回システム分科会研究会 福岡大学 3.2011年3月21日-23日 Risa/Asir Conference 神戸大学 2010年6月29日には国際会議Harmony of Groebner bases and the modern industrial societyにおいて,講演を行う機会を得た.また、2010年8月25日にはインドのハイデラバードで行われた国際数学者会議ICM2010に参加し、数学ソフトウェアに関するショートコミュニケーションで、講演を行う機会を得た.また、国際数学ソフトウェア会議ICMS2010の公式DVDを作成、KNOPPIX/Math ICMS2010として公開した. 複素双曲空間内のLie実超曲面は焦部分多様体を持たない等質実超曲面として特徴づけられる.濱田は広島大学の田丸博士氏,星川祐次氏と共同で複素双曲空間内のLie実超曲面の内在的性質について研究を進め,特に3次元Lie実超曲面の特殊性に関する結果を得た.神戸大学で行われた第57回幾何学シンポジウムに参加し,上記の共同研究成果について発表を行った. 数学ソフトウェアと数学諸分野との連携について2010年9月21日に名古屋大学でワークショップを開催.微分幾何学,代数的整数論,翻訳支援系,教育支援系,可視化等,様々な分野の専門家の方に講演いただき,研究交流を行うことができた. 研究代表者は,これまでの調査研究の成果として,各分野の専門家と協力して,数学ソフトウェアを手軽に試すことができるKNOPPIX/Math/2011を作成し,公開している.
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