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2009 Fiscal Year Annual Research Report

2成分固体からの単分子膜展開における表面張力振動の解明

Research Project

Project/Area Number 21550128
Research InstitutionSaitama University

Principal Investigator

ヴィレヌーヴ 真澄美  Saitama University, 理工学研究科, 助教 (30304554)

Keywords自己組織化 / 表面・界面物性 / 超薄膜 / 流体 / 流体界面
Research Abstract

平成21年度はn-hexane/水界面の吸着単分子膜の密度が変化するのに伴って、膜中における1-hexadecanol(C_<16>H_<33>OH、以下C_<16>OH)と1H,1H,2H,2H-tetrahydrohenicosafluoro-1-dodecanol(CF_3(CF_2)_9(CH_2)_2OH、以下FC_<12>OHの混和性がどのように変化するかを調べる研究を行ったが、現在も実験は継続中である。当該年度で終了しなかった理由は、本研究に合うように装置を改良したためと、FC_<12>OHの精製に時間がかかったためである。現在実験は問題なく進んでいるので、22年度には成果が出せる予定である。
また本研究テーマを申請した際に提示したデータの確認実験を行った。その結果FC_<12>OHは揮発性があり、固体からの単分子膜展開の実験を行う場合は水面上の空間をカバーで覆い、揮発を抑えなければ正しい実験データを得ることができないことがわかった。適切な実験条件を見つけた上で再実験を行ったところ、FC_<12>OHとC_<16>OHの固体をともに水面上に静置すると、如何なる混合比であっても平衡状態ではFC_<12>OHのみの膜が水面上に残ることが分かった(申請時はC_<16>OH単独膜であった。ただし、研究目的に変更ない。また適切な実験条件で測定を行った結果、各組成で平衡状態に至るまでに一つ以上の相転移が観測されることが分かってきた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 1H,1H,2H,2H-ヘンイコサフルオロ-1-ドデカノールと1-ヘキサノールの固体からの自発的展開による単分子膜形成についての研究2009

    • Author(s)
      藤田やすか・ヴィレヌーヴ, 真澄美・矢口裕之・中原弘雄
    • Organizer
      第62回コロイドおよび界面化学討論会
    • Place of Presentation
      岡山理科大学
    • Year and Date
      2009-09-19

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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