2011 Fiscal Year Annual Research Report
超高効率スーパーコンティニウム光のリアルタイム光波制御システムの構築
| Project/Area Number |
21560038
|
|---|
| Research Institution | Kitami Institute of Technology |
|---|
Principal Investigator |
曽根 宏靖 北見工業大学, 工学部, 助教 (00333667)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 真毅 茨城大学, 工学部, 准教授 (90323211)
|
|---|
| Keywords | 非線形ファイバー光学 / 分散制御ファイバー / スーパーコンティニウム / 光制御 / テーパファイバー |
|---|
| Research Abstract |
研究実施計画の通り、本年度の研究は(A)1.55μm波長帯SC光の光波制御と(B)1μm波長帯SC光の光波制御の2つに分けて行なった。
(A)1.55μm波長帯SC光の光波制御:
数値解析により1.55μm波長帯SC光の位相情報調査を行った。
(B)1Fm波長帯SC光の光波制御:
(B1)1μm波長帯SC光発生のための分散制御ファイバー準備
最近、テーパーファイバーを重水中に設置することでファイバーの実効屈折率を変化させ、励起光入射波長(1μm波長帯)付近において低分散でなおかつフラットな波長分散特性を有する分散制御ファイバーを使用したSC発生例について報告されている。我々もこの手法によるSC発生について実際にテーパーファイバを作製し準備した。さらに同様な波長分散特性を有するフォトニック結晶ファイバーも選定し準備した。
(B2)1μm波長帯SC光発生実験
また、(B1)において作製した分散制御ファイバーに超短パルスを入射させSC光発生実験を行った。
(B3)1μm波長帯SC光の位相情報調査
(B2)のSC実験において周波数分解光ゲート法(FROG)による位相分布の調査を行い、光波制御のために必要な位相情報取得環境を整備した。
(B4)SC光の光波制御システム構築のための環境整備
空間位相変調器(LCD)を選定・購入し、光波制御システム構築するための装置環境を整備した。
|
