2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21560146
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
熊澤 典良 鹿児島大学, 理工学研究科(工学系), 准教授 (60284907)
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Keywords | 複合材料・物性 / ウェーブレット |
Research Abstract |
本研究では,新しい材料として注目されている金属-金属間化合物系傾斜機能材料の特性や品質を制御し,より望ましい性質をもつ安定した材料を供給することを見据え,半溶融加工下における加工温度を適切に制御することを目的とする基礎研究であった.傾斜機能材料そのものの性質のほとんどが未知であることから,従来知られている測定方法や解析方法の改良が必要であるし,半溶融加工後の材料特性も併せて検討する必要があった. 平成23年度は,故障した計測機器の修理とデータ収集用コンピュータのプログラムの改良の後,傾斜機能材料の要素・構成材料としての実用化を見据え,材料の接触部に発生する摩擦・摩耗現象を明らかにすることを目的として実験を実施してきた. 現有していた摩耗試験機に対して,購入した2次元レーザ変位センサを取り付けることによって,耐摩耗性の評価となる摩耗面の表面粗さを動的に計測できるようになっただけでなく,同時に試料の形状(動画像)と摩耗量(変位と質量)も測定できるようにシステムを改良した.
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