2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21560361
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Research Institution | Kogakuin University |
Principal Investigator |
本田 徹 工学院大学, 工学部, 教授 (20251671)
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Keywords | 窒化ガリウム / 紫外発光 / 発光ダイオード / 集積化 / 面発光 / 3原色発光 / 透明電極 / MBE |
Research Abstract |
フラット・ディスプレイパネルに要求されるGaN(窒化ガリウム)系発光素子は、大面積および低価格に配置することが必要であることが不可欠である。そこで、本研究では、集積化LEDを用いたプレーナー型micro-LED arrayの製作を提案している.発光素子集積化のための縦方向電流注入が要求される.通常LEDは、発光層(活性層)とその周辺(クラッド層)との屈折率差により、薄膜構造と平行に導波される光成分が大きい.これは、各発光素子間の干渉につながる.そこで、屈折率的に3次元である発光層の製作を検討した.また,素子の基本的な構造を製作し、将来の集積化への問題点を探すことを目的GaNの結晶成長電極形成などの検討を行った.プレーナー型micro-LEDの基本的な素子構造としてショットキー型構造に着目して検討を行った結果,発光ダイオードが形成できることはこれまでに報告してきたが,表面改質法としてアルミニウムフェースパック法を用いることにより低コストに素子特性向上が行えることがわかった.また,この形状の場合,基板面を光出射方向とすると,内部吸収により,発光効率が非常に低下することがわかったので,紫外透明電極としてMgZnO(酸化マグネシウム,酸化亜鉛混晶)薄膜を提案し,その製作を行った.その結果,MgZnOにおけるMg組成が10%程度以上にすると,GaN系発光ダイオード370nmの発光に対して透明になることがわかった.しかしながら、抵抗率に問題があることがわかった.次年度の課題とする.また,分子線エピタキシャル成長(MBE)法を用いて低コストGaNの製作方法を検討した.光の内部吸収を低減する発光層の製作方法としてInの拡散によるGaInN化およびZn発光中心拡散によるGaN:Znの製作検討を行った.この結果,低コストに行うことができる熱拡散法では,発光層の形成が困難であることがわかった.しかしながら、発光層製作前にZnを蒸着し発光層のエピタキシャル成長を行うことで3次元GaN:Zn構造の製作ができる可能性が明らかになった.しかし,形状安定性については,課題が残る.次年度は後プロセスを利用しない、結晶成長による弱導波路構造発光層の製作とその検証を行う.
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Research Products
(41 results)
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[Presentation] RF-MBE法による擬似Al基板上へのGaN成長2010
Author(s)
M.Hayashi, T.Honda
Organizer
The 33th International Symposium on Optical communications
Place of Presentation
Makuhari, Chiba, Japan, P2-15.
Year and Date
2010-08-10
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[Presentation] 化合物原料MBE法によるZnO薄膜の製作検討2010
Author(s)
Y.Sugiura, T.Honda
Organizer
The 33th International Symposium on Optical communications
Place of Presentation
Makuhari, Chiba, Japan, P 1-22.
Year and Date
2010-08-09
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