2009 Fiscal Year Annual Research Report
PLC技術の異種伝送媒体への適用性と自己給電型PLC方式に関する研究
Project/Area Number |
21560401
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
都築 伸二 Ehime University, 理工学研究科, 准教授 (60236924)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 芳郎 愛媛大学, 理工学研究科, 教授 (00110833)
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Keywords | ネットワーク / 省エネルギー / 情報通信工学 / 有線アクセス / スマートセンサ情報システム / 電力線通信 / デュアルモード伝送方式 / ダイバーシティ |
Research Abstract |
筆者らがこれまで行ってきたAC 100V電力線線路のモデル化の発展研究として、各種電線が混在して構成されるネットワークにおけるPLC技術の適用性を検討した。特に今年度は、従来検討されていなかった、DC電力線を研究した。さらに検討をすすめることにより、各種電線が混在しても、同一のPLC通信方式にて実現するシームレスかつ合理的なネットワークを提案することを目的としている。なお、本研究では伝送路とPHY(物理層)までの検討としている。 まずDC電力線を用いたPLCネットワークを構築し、線路特性をモデル化する準備をおこなった。筆者らは、トランスの中間タップを用いたコモン(ファントムとも呼ばれる)モードと、従来から行われているディファレンシャルモードを併用するデュアルモード伝送方式を提案しており、DC電力線への適用性を考察した。 両者のうちスループット特性の良いモードを選択する選択型デュアルモード伝送方式の場合は、従来のシングルモード伝送方式に比べて最大で1.2倍スループット特性を改善できた。ただし、サーバ側のPLCモデムの伝送モードは固定であったため、PLC信号の不要輻射を回避するために送信電力を適応制御した場合は、スループット特性が20%劣化するという問題があった。そこで、サーバ側は両モードを合成受信するように変更した結果、電力制御をしない時で1.14倍、制御をする場合は1.01倍、従来のシングルモード伝送方式に比べてスループット特性が改善できるようになった。 両モードを同時伝送する場合は、コモンモードとディファレンシャルモードが完全に直交すれば、通信容量は倍増できるものの、実際にはモード変換が発生するため、構築した線路では、最良の場合でも1.8倍程度であることを実験的に求めた。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Dual mode transmission PLC system with an EMC considered algorithm2010
Author(s)
Shinji TSUZUKI, Akihiko GODA, Shinpei TATSUNO, Seiichiro ISHII, Yoshio YAMADA, Hiroyuki KAWASAKI, Jun NISHIOKA
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Journal Title
IEEE-ISPIC2010, Session 5A-2, Rio de Janeiro, Brazil,(30 March 2010) USB
Pages: 213-218
Peer Reviewed
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[Presentation] 船内電力線線路の遅延及び減衰特性2009
Author(s)
石井誠一郎・都築伸二・西岡潤・山田芳郎
Organizer
信学技報, vol.109, no.71, WBS2009-1, pp.1-6,. ワイドバンドシステム研究会(WBS)
Place of Presentation
埼玉県ふじみ野市KDDI研究所
Year and Date
2009-06-03
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[Book] 高速電力線通信の技術動向と適用事例2009
Author(s)
高速電力線通信(高速PLC)調査専門委員会
Total Pages
105
Publisher
電気学会技術報告, 論文No.1175, http://www.bookpark.ne.jp/cm/ieej/detail.asp?content_id=IEEJ-GH1175-PDF, 電子発行日:2009/12/25, 担当執筆節:2.2.1, 2.2.3, 2.4.1, 5.4.1.
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