2011 Fiscal Year Annual Research Report
超分散ファイルバックアップ技術を応用した安全,低コストディザスタリカバリの開発
Project/Area Number |
21560414
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
宮保 憲治 東京電機大学, 情報環境学部, 教授 (10366396)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 秀一 東京電機大学, 情報環境学部, 教授 (30216387)
上野 洋一郎 東京電機大学, 情報環境学部, 教授 (70262285)
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Keywords | プライベートクラウド / ストリーム暗号 / ディザスタリカバリ / 超分散 / パブリッククラウド / セキュリティ / メタデータ / 秘密動画転送 |
Research Abstract |
.本方式で提案するディザスタリカバリ方式における、特徴的なネットワーク制御技術である、ファイルの分割・暗号化、一体化による空間的撹拌化、分割ファイルのランダムシャフリング,ならびに各種の断片化された分散ファイルの世代管理等の基本技術が、既存のPCスペックにて、十分実現可能であることを検証した。 大学構内におけるLAN接続における実験検証から、Amazon,NTT communicationsのクラウドを活用して広域にわたる遠隔地間を接続して、ディざすたリカバリ技術のアプリケーションの動作確認を行なった。広域ネットワークおよび遠隔に設置された仮想サーバを含めた実証実験の結果、分散化された断片化ファイルにおいて、当該ファイルの効率的な、回収後の復元が可能であること、ならびに、転送スループット値の品質保障がネットワーク内の利用帯域に基づいて達成できる見通しを得た。本実現方式は、従来には無い、新しい概念での秘匿性向上とファイルバックアップ技術を基本としているため、下記の研究開発ステップ毎に、効果的に実験検証を進めた。 (1)本技術の特徴を最大限に活かせる形態でのWEBアプリケーションの試作 (2)信頼性が高いネットワークサービスとしての実現を図るための周辺アプリケーション群の試作 (3)システム自体のフォールトトレラント性の向上を行うための冗長構成の検証 (4)エンドユーザサービスの品質確保の実現に向けて、維持管理の可視化を行うための基礎検討の推進 更に、利用可能な端末数の拡大を狙い、最近利用者数の増加が著しいスマートホン(iPhone,Android端末等)を視野に入れ、ディザスタリカバリサービス用クライアント機能としての実現性を検証した。また、クラウドサービスの、一層のセキュリティ強化のために、基本検証を実施した。
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Research Products
(5 results)