2009 Fiscal Year Annual Research Report
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21560424
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| Research Institution | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学 |
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Principal Investigator |
石原 豊彦 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学, 電気情報学群, 教授 (10531981)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 啓次 防衛大学校, 電気情報学群, 准教授 (20531982)
河野 徹 防衛大学校, 電気情報学群, 助教 (30531983)
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| Keywords | アンテナ / 高周波電磁界 / 電波伝搬 / 散乱電磁界 |
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| Research Abstract |
本研究では、研究課題『高周波電磁波の散乱及び伝搬に関する研究』を、(1)複雑な形状の物体による散乱界の近似解析及び実験、及び(2)陸海混合経路上の地表波伝搬の近似解析及び実験、の2つの研究細目に分けて研究を進めた。研究課題(1)及び(2)において提案を行なう近似解は、(ア)基準解及び実験結果と精度良く一致すること、(イ)散乱または伝搬現象を物理的に理解する上において有効であること、(ウ)より複雑な散乱問題及び電波伝搬問題の近似解析へ拡張可能であること、の3点を明らかにすることを目的として研究を行なった。
上記の研究目的を着実に達成するために、(a)電磁界を表す新たな近似解の導出、(b)近似解評価のためのプログラム作成、(c)近似解の有効性を確認するための実験方法の検討、(d)近似解の物理的解釈法の検討、の4段に分けて研究を進めた。
その結果、研究細目(1)及び(2)のいずれにおいても、(a)～(d)の各段階で述べた「研究目標」を十分に達成することができた。この研究成果は、(ア)～(ウ)において述べた「研究目的」の達成に直接役立つことから、重要な研究成果であると考えている。
研究成果は、発表計画に従って、(1)IEEE AP-S国際シンポジウムで2件(アメリカ合衆国、チャールストン、6月)、(2)電子情報通信学会研究会で1件(北海道、7月)、(3)電子情報通信学会で2件(新潟大学、9月)、(4)電気学会電磁界理論研究会で2件(沖縄、11月)、(5)電子情報通信学会研究会で1件(京都大学、2010年1月)、(6)電子情報通信学会で2件(東北大学、2010年3月)の発表を行なうことにより研究の方向性の確認を行なった。
本研究成果は、高周波電磁波の散乱問題及び伝搬問題の高速・高精度計算、散乱現象及び伝搬現象の物理的解釈において有効に利用されるものと期待している。
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