2009 Fiscal Year Annual Research Report
顔の向きを捉えて応答できる視線座標インターフェースの構築
Project/Area Number |
21560446
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
寺戸 敏彦 Gifu University, 工学部, 准教授 (70021798)
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Keywords | 高齢化社会 / 外部対話 / 目の動き / 視線座標 / 角膜網膜電位 / 眼電図 / 顔の向き / 寝返り動作 |
Research Abstract |
2007年に超高齢社会を迎えた我が国では、高齢者の介護福祉支援策の充実が大きな社会問題となっている。なかでも、老老介護や独居老人の世帯では、寝たきり生活者が増えており日常生活支援が急務となっている。本研究では、自分の意思で対話できるヒューマン・インターフェースとして、ディスプレイに表示された情報だけでなく、部屋の空間に設置された設備機器の制御についても顔の向きと視線で対話できるシステムを構築することが具体的目的である。本年度に実施した研究は、【I.システムの構築】において、小型で軽量な可搬型のノートPCを用いた新システムを構築している。視線の動きは、水平成分と垂直成分とに分けた2台の生体増幅器で捉えたデータから視線座標として抽出することに成功している。その視線座標データは、無線LAN経由で解析用ノートPCに転送し、日常生活支援に利用可能なデータへの加工を進める。また、【II.電極装着法の改良】では、新たな信号誘導用の電極装着法として、眼鏡フレームの耳掛け部分に計測用の電極が装着できるタイプの眼鏡フレームを加工している。なお、顔の向きを検出する部分については設計を変更する。さらに、【III.信号処理法の開発】では、新システムの構築に合わせて順次、計測システムが稼働できるようにプログラム開発をLABVIEW言語とMATLAB言語を使って行っている。以上より本年度行った研究の成果は、電気学会の光応用・視覚/計測合同研究会にて発表し、多く皆様からの評価が得られた。
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Research Products
(1 results)