2011 Fiscal Year Annual Research Report
超高速衝突時に発生するイジェクタの質量/速度計測法の確立と国際規格案への対応
Project/Area Number |
21560819
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
赤星 保浩 九州工業大学, 大学院・工学研究院, 教授 (60222519)
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Keywords | 宇宙ごみ / 軽ガス / 標準化 |
Research Abstract |
増加の一途を辿っている宇宙ごみの増加割合を低減させるため、各国が対策を取りつつあるが必ずしも効果が上がっていない。そこで、国際標準化機構(ISO)などの国際規格を通じて宇宙ごみの低減が検討されている。2007年度にフランスより提案された規格案(11227)もそうした活動の一つであり、宇宙用に使用する林料において、事前に地上において新たな宇宙ごみが生じにくい材料を選定するための試験方法の規定である。しかしながら、日本ではこれまでこのような試験を想定しておらず、十分な試験体制が取れていなかった。このように今回フランスから提案されている試験方法が妥当なものか、そして、日本が使用している材料が宇宙環境保全に適合している材料か否かを判断できない状況であったが、本研究活動を通じて日本国内で規格案11227をベースにしたイジェクタ試験体制を整えることができた。 さらに日本の方からウィットネスプレートの材質、表面状態、クレータ痕の検出方法、ターゲットの取り付け方法、ターゲットとウィットネスプレートとの距離など具体的な実験方法について,数多く提案し、これらはAppendixという形で規格案利用者に情報提供されるように計った。これにより規格案だkでなくAppendixを読むことで同じ内容の実験を容易に再現できるように配慮した。 現在ISOに提案されている本規格案は2011年度末現在FDIS (Final Draft IS)段階まできており、今後、ISO本部(ジュネーブ)と規格案の最終確認作業を行うところまできている。さらに、JAXAとも協力しあうことで、JAXA衙星設計標準にも本研究成果の一部を取り上げて頂いており、日本の宇宙開発、とりわけ、宇宙環境保全活動に貢献してきている。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] 国際標準化のためのEjecta実験の計測2011
Author(s)
中本裕史, 松本紫絵, Faure Pauline, 増山信吾, 赤星保浩, 高良隆男, 松本晴久, 北澤幸人
Organizer
高速度イメージングとフォトニクスに関する総合シンポジウム2011
Place of Presentation
熊本大学(熊本県)
Year and Date
2011-12-01
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