2009 Fiscal Year Annual Research Report
有機性廃棄物の再生利用とナノ炭素材料への転換に関する研究
Project/Area Number |
21560852
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
田島 大輔 University of Miyazaki, IR推進機構, 助教 (10531452)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉本 安寛 宮崎大学, 工学部, 教授 (20041030)
大坪 昌久 宮崎大学, 工学部, 教授 (90041011)
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Keywords | 有機性廃棄物 / ナノ炭素材料 / 電気二重層キャパシタ / 除草剤 |
Research Abstract |
平成21年度は有機性廃棄物として、牛糞、鶏糞、焼酎廃液、おかくずを用いて、原料混合比率や電圧印加の有無の違いによる発酵状態(温度、水分、pH、炭素/窒素比)などの計測を行った。その結果、有機性廃棄物を微生物が分解することによって発生する電子の量は、有機性廃棄物の温度の上昇と共に多くなる傾向があることが分かり、約2ヶ月間の長期計測において、原料混合比率や電圧印加の有無の違いによる発酵状態を明らかにすることができた。また、発酵終了後は有機堆肥として使用することができ、栽培試験での結果はドイツで開催された国際学会"International Conference on Soil Fertility and Soil Productivity"で"Effect of the Different Composts on Swiss Chard Growth and Soil Quality"として発表を行った。また、炭素の除草剤としての効果もフィールド試験で確認しており、光照射下で温度と相関があることも赤外線サーモグラフィーカメラ(備品で購入)で観察を行い、証明された。さらに、有機性廃棄物を燃料とするボイラについても開発済みであり、次年度ボイラ燃焼時の基礎特性を調査する予定である。炭素材料を使用した電気二重層キャパシタの開発においても、実験準備を進めており、次年度に詳細なでデータを取得する予定である。
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