2010 Fiscal Year Annual Research Report
高速双ロールキャスターによる自動車アルミボディー材の革新的等品位リサイクル
Project/Area Number |
21560853
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Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
羽賀 俊雄 大阪工業大学, 工学部, 教授 (00212134)
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Keywords | 双ロールキャスター / リサイクル / 等品位リサイクル / 無害化 / 不純物 / アルミニウム合金 / 急冷凝固 / 薄板 |
Research Abstract |
平成22年度の研究実績は以下のとおりである。 平成21年度には、等品位リサイクルの可能性を示すことができた。 しかし、実機サイズの双ロールキャスターには、実験サイズの双ロールキャスターには見られない欠陥が発生することが明らかになった。つまりノズルの先端にメタルが凝固するという現象である。準固相線温度範囲の広い合金は、ノズル先端で半凝固状態のメタルが付着しやすいことが明らかになった。 平成22年度には、ロール周速、注湯温度、凝固距離によりこれを改善できることが分かった。また、ロール径に対して付着が発生しないロール幅が存在することも予測できることが判明した。 不純物FeとSiが結合し、Mg_2Siの析出量が不足する場合、Siを添加せずに不純物として存在するCuを利用して強度低下を防ぐことができる可能性を示唆することもできた。
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