2010 Fiscal Year Annual Research Report
入れ子型自律分散意思決定構造を考慮した再生可能エネルギー導入促進方策の検討
Project/Area Number |
21560881
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
手塚 哲央 京都大学, エネルギー科学研究科, 教授 (60163896)
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Keywords | エネルギー需給 / 自律分数 / 再生可能 / 意思決定 / 導入促進 |
Research Abstract |
平成22年度は、東南アジアにおけるバイオマスの有効利用問題を取り上げ、そのロバスト制度設計を各分野の専門家の意見を集約しながら実施した。具体的には以下の手順に従った。 (1) バイオマスの供給特性および利用技術に関する調査とモデル化 (2) バイオマスおよびバイオマス製品市場の分析、特に複数種のバイオマスから得られたエネルギー製品と化石燃料起源のエネルギー製品との選択に係る意思決定行動のモデル化 (3) バイオマス利用に関わる受容困難なエネルギー市場の状況想定 (4) バイオマスおよびバイオマス製品市場のシミュレーション実験によるロバスト制度設計特に、バイオマスの種類とその利用技術の組合せの多様性に伴う複雑さを考慮して、利害関係者の意思決定構造の多様性の表現に焦点を当ててモデル構築を進めた。
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