2010 Fiscal Year Annual Research Report
TOR情報伝達系におけるRagA,B/C,Dの機能解析
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21570007
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
関口 猛 九州大学, 大学院・医学研究院, 助教 (60187846)
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Keywords | 遺伝学 / 遺伝子 / 環境 / 微生物 / シグナル伝達 |
Research Abstract |
Gタンパク質(RagA,B/RagC,D)がいつ、どこで、どのようにしてmTOR情報伝達系を調節しているかがをあきらかにするのが本研究の目的である。さらに、このGタンパク質と相互作用するタンパク質を単離し解析してきたが、これらの相互作用するタンパク質のmTOR情報伝達系における役割を明らかにすることを目的とする。平成22年度は引き続き酵母を中心とした研究を以下のように実施した。 1.2つのGタンパク質(Gtr1とGtr2)複合体形成の意義を調べた。 Gtr1,Gtr2が働くのに複合体を形成することが必須であることを示した。また、結合しない変異タンパク質は、プロテアソームによって分解されることを明らかにした。 2.Gタンパク質(Gtr1)とTor1の相互作用の意義を調べた。 Tor1複合体とGtr1、Gtr2とが結合する様式を調べた。Tor1複合体の2つのタンパク質(Kog1,Tco89)と結合することを見出し、その意義を調べた。 3.mTORとAMPKの両方にRagA,Cが働くことを示した。 ヒトRagA,CがmTORの機能を制御することを明らかにしてきたが、AMPKの機能も制御している可能性があることを示した。すでにAMPKは、mTORの機能を制御していることがわかっている。今年度の研究で、その両者を仲立ちするものとしてRagA,Cがあることがわかった。
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Research Products
(5 results)