2009 Fiscal Year Annual Research Report
Vanabinが共役する新規電子伝達カスケードの解析
Project/Area Number |
21570077
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
道端 斉 Hiroshima University, 大学院・理学研究科, 教授 (00111740)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植木 龍也 広島大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (10274705)
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Keywords | ホヤ / バナジウム / 金属結合タンパク質 / 酸化還元 / グルタチオン / システイン |
Research Abstract |
1. Trx/Grx系の酵素群とredoxタンパク質の網羅的探索 スジキレボヤとカタユウレイボヤのcDNAライブラリーから酸化還元・電子伝達系の遺伝子とタンパク質TrxおよびTrxR、Grxの網羅的探索を行った。また、カタユウレイボヤのマイクロアレイを用いてVイオンの添加に反応する遺伝子群を探索した。得られたタンパク質・遺伝子の発現をRT-PCRで明らかにした。 2. 金属イオンの酸化還元反応の化学量論的解析 Vanabin2による五価Vの四価への還元は、生体濃度の1mM GSH共存下で起こる室温反応で50μMVanabin2で1mMV(V)の30%が還元される。この還元反応が100%進むための化学量論的解析は進行中である。 3. 金属イオンの酸化還元機構と共役するVanabinのSS結合部位の特定 Vanabin2の9対のSS結合のうち、金属イオンの還元に直接関与するクリティカルな部位はどこかを明らかにするために、部位特異的変異体を作製した。各システインをセリンにそれぞれ置換した変異体を作製し、それらを用いて金属イオンの還元に重要な部位を特定した。
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Research Products
(13 results)