• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2009 Fiscal Year Annual Research Report

サツマイモの転写因子WRKYによるデンプン合成及び塊根形成の制御に関する研究

Research Project

Project/Area Number 21580015
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

斉藤 和幸  Kyushu University, 大学院・農学研究院, 准教授 (00215534)

Keywordsサツマイモ / シロイヌナズナ / 転写因子 / AtWRKY20 / ADP-グルコースピロホスホリラーゼ / 転写制御
Research Abstract

シロイヌナズナのADP-グルコースピロホスホリラーゼ大サブユニット遺伝子ApL3のプロモーター領域とウミシイタケルシフェラーゼ遺伝子を連結したレポータープラスミドと、カリフラワーモザイクウイルス35Sプロモーターとタバコモザイクウイルス5'非翻訳領域にAtWRKY20のcDNAを連結したエフェクタープラスミドを作成し、パーティクルガンを用いてシロイヌナズナ葉身に導入した。レポータープラスミドのみを導入した時と比較して、レポータープラスミドに加えてエフェクタープラスミドを同時に導入するとルシフェラーゼ活性は約3倍に高まった。また、ゲルシフトアッセイによりAtWRKY20タンパク質はApL3遺伝子の転写開始点より5'上流-134から-58の領域に結合することが示され、AtWRKY20はApL3遺伝子に直接作用する転写活性化因子であることが明らかとなった。そこで、サツマイモのADP-グルコースピロホスホリラーゼ小サブユニット遺伝子ibAGP1のプロモーター領域とウミシイタケルシフェラーゼ遺伝子を連結したレポータープラスミドを作成し、AtWRKW20あるいはASML2のcDNAを組込んだエフェクタープラスミドとともにパーティクルガンを用いてサツマイモ葉柄に導入した。ASML2はシロイヌナズナにおいてApL3遺伝子の発現レベルを高めることが報告されている転写制御因子である。AtWRKY20によりibAGP1プロモーターの転写活性は約4倍に高まったが、ibAGP1プロモーターの転写活性に及ぼすASML2の影響は認められなかった。これらのことから、シロイヌナズナの転写因子が全てサツマイモに利用できるわけではないが、AtWRKY20はサツマイモのデンプン合成に関わる遺伝子の転写活性を高めるのに有望な転写因子であることが示された。

  • Research Products

    (5 results)

All 2009

All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] Regulation of expression of D3-type cyclins and ADP-glucose pyro-phosphorylase genes by sugar, cytokinin and ABA in sweet potato(Ipomoea batatas Lam.)2009

    • Author(s)
      Nagata, et al
    • Journal Title

      Plant Production Science 12

      Pages: 434-442

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] シロイヌナズナの転写因子AtWRKY20はADP-グルコースピロホスホリラーゼ大サブユニット遺伝子ApL3の転写活性を高める2009

    • Author(s)
      原大道, ら
    • Journal Title

      日本作物学会紀事 78別号2

      Pages: 136-137

  • [Journal Article] サツマイモにおけるADP-グルコースピロホスホリラーゼ小サブユニット遺伝子ibAGP1の転写活性はシロイヌナズナAtWRKY20転写因子により高まる2009

    • Author(s)
      永田敬文, ら
    • Journal Title

      日本作物学会紀事 78別号2

      Pages: 137-138

  • [Presentation] シロイヌナズナの転写因子AtWRKY20はADP-グルコースピロホスホリラーゼ大サブユニット遺伝子ApL3の転写活性を高める2009

    • Author(s)
      原大道ら
    • Organizer
      日本作物学会
    • Place of Presentation
      静岡県コンベンションアーツセンター(グランシップ)
    • Year and Date
      2009-09-30
  • [Presentation] サツマイモにおけるADP-グルコースピロホスホリラーゼ小サブユニット遺伝子ibAGP1の転写活性はシロイヌナズナAtWRKY20転写因子により高まる2009

    • Author(s)
      永田敬文ら
    • Organizer
      日本作物学会
    • Place of Presentation
      静岡県コンベンションアーツセンター(グランシップ)
    • Year and Date
      2009-09-30

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi