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2009 Fiscal Year Annual Research Report

林内路網の環境保全機能の定量的評価と根系も含めた新たな森林管理手法の確立

Research Project

Project/Area Number 21580174
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

酒井 秀夫  The University of Tokyo, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (70126069)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 白石 則彦  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50292793)
櫻井 倫  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (50451836)
Keywords林内路網 / 環境保全 / 森林管理 / 根系 / 土壌保水力
Research Abstract

路網開設による道路周辺木の光合成増加効果による根系発達と土壌保水効果の関係を定量的に把握するため、以下の実験・調査を行った。
(1)作業道開設による道路周辺木の根系の発達を解析するために、東京大学秩父演習林の作業道沿いおよび林内のサワラを伐採し、根系を掘り起こし、根系発達状況、土壌孔隙量や透水性などの物理的性質を測定した。材積、根の重量は、作業道沿いの立木の方が、林内の立木よりも大きく、その比は相似の関係にあった。しかし、土壌の透水性に有意差は見られなかった。
(2)東京大学北海道演習林トドマツ人工林でも同様の実験を行い、同様の結果が得られた。
(3)東京大学秩父演習林ヒノキ人工林では、作業道沿いの方が、林内よりも下層植生が多く、土壌の透水性が高かった。
当初、根系の発達により土壌孔隙量が増えるものと仮定していたが、根の肥大成長に伴い、圧縮も生じていることが示唆され、土壌孔隙量への影響を明らかにすることができなかったが、モデル確立のために、引き続き実験を行う必要がある。

URL: 

Published: 2011-06-15   Modified: 2016-04-21  

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