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2010 Fiscal Year Annual Research Report

実生採種園での循環選抜と改良効果の実証による広葉樹の新たな育種法の提案

Research Project

Project/Area Number 21580188
Research InstitutionForestry and Forest Products Research Institute

Principal Investigator

山田 浩雄  独立行政法人森林総合研究所, 林木育種センター九州育種場, 育種課長 (90370832)

Keywords実生採種園 / 循環選抜 / 改良効果 / SSR / 花粉動態 / クヌギ
Research Abstract

本研究では、実験的に造成したクヌギF1、F2実生採種園を用いて、DNAマーカーによりP(親)世代~F2(孫)世代までの母親と花粉親の寄与や近交係数の上昇を明らかにしながら、循環選抜により短期間で世代回転させた場合の改良効果(遺伝獲得量)の推定と実証を行い、広葉樹一般に適用できる実生採種園方式による効率的な育種法を提案することを目的としている。
F1、F2実生採種園から得られる母樹別オープン実生の花粉親を同定するため、コナラ属で開発された既存のマイクロサテライト(SSR)マーカーを文献から抽出し、PCR条件や泳動条件等をスクリーニングした結果,8つのマーカーで鮮明な泳動結果を得ることができた。
この8マーカーを用いて,第1世代クヌギ精英樹51個体のマイクロサテライト8遺伝子座の遺伝子型を決定した。また同様に,F1実生採種園を構成する母樹(第2世代精英樹)のマイクロサテライト8遺伝子座の遺伝子型を決定した。これら第1世代精英樹と第2世代精英樹の遺伝子型情報をあわせて父性解析を行い,F1実生採種園を構成する母樹(第2世代精英樹)の母親と花粉親(交配組み合わせ)を明らかにした。
次年度は,これまでに明らかとなった実生採種園での改良効果や実生採種園構成個体の交配組み合わせの解析結果から、(ア)実生採種園における表現型選抜による不良木の間伐淘汰と交配組み合わせとの関係、(イ)表現型選抜による次代での改良効果と近交係数の上昇との関係について総括し、実生採種園方式を用いた循環選抜における血縁関係の実態を評価する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] クヌギF_2実生採種園の間伐による第3世代精英樹の選抜2010

    • Author(s)
      山田浩雄・久保田正裕・磯田圭哉
    • Organizer
      日本森林学会
    • Place of Presentation
      筑波大学
    • Year and Date
      2010-04-04

URL: 

Published: 2012-07-19  

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