2009 Fiscal Year Annual Research Report
動物のサイズ制御機構の分子メカニズムーマウスを用いた分子遺伝学的解析
Project/Area Number |
21580344
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
加納 聖 The University of Tokyo, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (40312516)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森松 正美 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 准教授 (70241370)
|
Keywords | ボディサイズ / マウス / トランスジェニックマウス / 器官のサイズ / DDR2 / 個体の成長 |
Research Abstract |
平成21年度においては主にマウス生体内において高効率に軟骨特異的・時期特異的に発現するベクターの構築を目指した。具体的には、軟骨細胞特異的に目的遺伝子を発現させるためにCol11a2プロモーター、そして時期特異的発現にはドキシサイクリン(Dox)の投与により、目的遺伝子の発現を誘起することが可能なTet-on Advanced Inducible GeneExpression System(Clontech)を用いた。Col11a2プロモーターに時期特異的発現を誘起させるユニットであるrtTA、そして同ユニットであるTREにDdr2 cDNAあるいはDdr2遺伝子の発現を抑制するshRNAを発現させるmiDdr2、さらにDDR2の機能を減弱させるドミナントネガティブを発現するΔDDR2のコンストラクトの作成を行った。さらに、これらのトランスジェニックマウスの表現型の対照として、軟骨特異的Ddr2遺伝子過剰発現トランスジェニックマウス(CAGプロモーター)ならびに軟骨特異的Ddr2遺伝子コンディショナルノックダウンマウス用のコンストラクトの作成を同時に行った。 続いて、作成したベクターが有効に機能するかどうかをマウス培養軟骨細胞による評価を行った。これによって、それぞれのトランスジェニックマウスならびに軟骨特異的Ddr2遺伝子コンディショナルノックダウンマウスの遺伝子組み換えマウス作出を行う準備が整った。
|
Research Products
(1 results)