2011 Fiscal Year Annual Research Report
極めて広範囲な測定領域を有するオクタノール/水分配係数自動測定システムの開発
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21590047
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Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
柳田 顕郎 東京薬科大学, 薬学部, 准教授 (40318192)
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Keywords | オクタノール / 分配係数 / 二相溶媒系 / 高極性化合物 / log P / アミノ酸 / ペプチド / 核酸 |
Research Abstract |
多様な化学構造の薬物に対し、実測可能な範囲内で良好な分配係数(K)を与え,かつ広範囲のlog Po/w値に換算することができる新規な二相溶媒系(平成21年度に組成を確定済み)を用いて、同二相溶媒系を用いるフローインジェクション分析(FIA)法によるK値の自動測定法の測定条の最適化を終了した。このFIA法は、試験管内で二相溶媒に分配させた薬物の上相液と下相液をそれぞれ後述のFIA装置に注入し、各相中の薬物濃度(吸光度)比からK値を求める連続分析法である。FIA装置として、UV/VIS検出器とオートサンプラーを備えたHPLC装置を使用した。本FIA法については測定時間が迅速で、再現性や精度が高いことを確認済みであり、実測K値からlog P値を換算するための精度の高い相関式も作成済みである。本年度は、構築したFIA法と相関式を用いて、これまでlog P値が計測されたことが無い極めて高極性(親水性)な化合物のlog P値を測定した.具体的には、親水性薬物、生体アミノ酸(全20種類)、グリシンペプチド、タンパク質、核酸塩基、ヌクレオシド、ヌクレオチド、オリゴDNA等であり,化学構造と親水性パラメータや生理活性との相関についての新知見を得たと同時に、「超」親水性化合物の新しい物性評価方法とその意義を確立できたと考えている.
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Research Products
(1 results)