2009 Fiscal Year Annual Research Report
医薬品適正使用のための基盤:薬物代謝酵素間の機能的相互作用の分子種特異性と個体差
Project/Area Number |
21590164
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
石井 祐次 Kyushu University, 薬学研究院, 准教授 (90253468)
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Keywords | 薬物代謝 / UDP-グルクロン酸転移酵素 / グルクロン酸抱合 / タンパク質間相互作用 / シトクロムP450 |
Research Abstract |
CYP3A4とUGTとの機能的相互作用について下記の検討を行い下記の成果を得た。1)CYP3A4がUGT1A9機能に及ぼす影響について検討した。バキュロウィルス発現系を用いて、CYP3A4とUGT1A9を同時に発現させ、UGT1A9単独発現系と比較を行った。抗がん剤イリノテカン活性代謝物SN-38抱合活性が、CYP3A4の同時発現により促進されることが示唆された。2)CYP3A4がUGT2B7機能に及ぼす影響について、バキュロウィルス発現系で検討を行ったところ、CYP3A4同時発現によりUGT2B7のAZT抱合活性が抑制されることが示唆された。4)UGT機能への環境因子の影響として、生活習慣等で変動する可能性があるアシルCoAが、ヒト肝臓キメラマウス肝ミクロゾームのモルヒネ-6-グルクロニド生成活性(UGT2B7活性)を促進させることが明らかになった。また、そのメカニズムにUDP-グルクロン酸の小胞体への取り込み促進が推定された。5)UGT Baculovirus発現系(21~23年度全般の研究の準備)。
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Research Products
(6 results)