2009 Fiscal Year Annual Research Report
小腸ナトリウム依存性糖吸収におけるタイト結合の陽イオン選択性の意義
Project/Area Number |
21590236
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
鈴木 裕一 University of Shizuoka, 食品栄養科学部, 教授 (50091707)
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Keywords | タイト結合 / 小腸 / グルコース吸収 / クロージン / カリウム / ナトリウムホメオスターシス |
Research Abstract |
本研究は、小腸絨毛上皮におけるナトリウム依存性グルコース吸収において、タイト結合部タンパクのクロージン-15を介した血液側からのナトリウムの供給がおこり、それがグルコース吸収を支えていることを、クロージン-15欠損マウスを利用して明らかにすることである。マウスを用いた。まず、食事開始一定時間後に屠殺し、腸管各部位ごとの内容物を回収し内容物を調べたところ、コントロールマウスに比較しクロージン-15欠損マウスではグルコース吸収が低下していた。さらに小腸内のナトリウム濃度の低下とカリウム濃度の上昇が見られた。次に、小腸を還流してグルコース吸収に伴うNa^+吸収速度を測定したところ、クロージン-15欠損マウスでは正味のナトリウム吸収を伴っていたが、コントロールマウスではナトリウムの正味の吸収は見られなかった。以上のことから、タイト結合部クロージン-15を介したナトリウムイオンのリサイクリングが起こっており、それがグルコースの吸収と、恐らくカリウムイオンの吸収を支えていると考えられた。
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