2009 Fiscal Year Annual Research Report
効率のよい骨髄内骨髄移植の方法の開発と悪性腫瘍の治療や再生医療への応用
Project/Area Number |
21590447
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
足立 靖 Kansai Medical University, 医学部, 准教授 (10268336)
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Keywords | マグネット・ビーズ / マグネット / 骨髄内骨髄移植 / マウス / 骨髄 / day12 CFU-S / 細胞保持 / 造血促進 |
Research Abstract |
マグネットビーズ(ダイナビーズ)とマグネットを用いた骨髄内骨髄移植(Intra-Bone Marrow-Bone Marrow transplantation ; IBM-BMT)の効果を検討した。まず、マグネット・ビーズとマグネットを用いてレシピエントの骨髄内にドナーの骨髄細胞を通常の骨髄移植と比較してより多く保持することが可能かどうかの検討を行った。レシピエントであるC57BL/6(B6)には1日前に放射線照射を行い、BALB/cの骨髄細胞にマグネットビーズをコートし、B6の骨髄内に注入時に注入骨の周囲に強力な永久磁石を置き、IBM-BMTを行った。ドナーの骨髄細胞注入後、しばらくマグネットを注入骨の周囲に設置したままにしておいた。その結果として、マグネットを用いた群では、用いなかった群に比較して、有意に多くのドナー骨髄細胞がレシピエントの注入骨中に認められた。 次に、ドナー骨髄細胞をレシピエント骨髄内により多く保持する効果が、造血に及ぼす影響に関して検討を加えた。すなわち、day 12CFU-Sにおいてマグネットを用いた場合と用いない場合の比較を行った。マグネットを用いた場合では、用いなかった場合と比較して有意に多くのコロニーの形成が認められた。 以上の結果より、マグネットビーズとマグネットを用いることで、ドナー骨髄細胞をレシピエントの骨髄内により多く保持することが可能であり、これによって、ドナー造血の促進が生じると考えられた。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Abnormal distribution of dendritic cells in(NZW x BXSB)F1 mice2010
Author(s)
Tokuyama Y, Adachi Y, Minamino K, Shintaku H, Okigaki M, Hayashi K, Kitajima A, Takaki T, Koike N, Shima C, Imai Y, Shi M, Yanai S, Ikehara S.
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Journal Title
Autoimmunity 42
Pages: 399-405
Peer Reviewed
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