2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21590527
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Research Institution | Iwaki Meisei University |
Principal Investigator |
村田 和子 Iwaki Meisei University, 薬学部・医療薬学部門, 教授 (20137631)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 隆之 いわき明星大学, 薬学部・臨床薬学部門, 助手 (50553202)
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Keywords | 小胞輸送 / 蛋白質分解 / TLR / シグナル伝達 |
Research Abstract |
ユビキチン化タンパク質のリソソームへの輸送と分解は、プロテアソームでの分解と共に生体の恒常性維持に必須の機能である。申請者は自然免疫系でのSTAMs/Hrs機能を解明する目的で、マクロファージ特異的にSTAM1/2を欠損させたLysM-Cre/STAM1^<flox/flox>/STAM2^<-/->(LysM-Cre/STAMs-cDKO)マウスを樹立してTLR4の機能について解析を行った。その結果、LysM-Cre/STAMs-cDKOマウス由来腹腔マクロファージにおいては、LPS刺激によりTNFやIL-6の産生が増強した。また、この時TLR4のシグナル増強ならびにシグナルの遷延化が見られた。そして、これらの現象はリソソームを介したTLR4の分解遅延によるものであることを見出した。 これらのことから、STAM1/2がTLR4の分解ならびにシグナル制御に重要な働きをしていることを明らかにした。
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