2009 Fiscal Year Annual Research Report
電子的クリニカルパスのためのアウトカム用語の標準化
Project/Area Number |
21590554
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小出 大介 The University of Tokyo, 医学部附属病院, 特任准教授 (50313143)
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Keywords | アウトカム / クリニカルパス / 電子カルテ / 標準化 / 用語 |
Research Abstract |
1990年代半ばから日本の医療においてクリニカルパス(以下パスと略す)が広く利用されるようになり、近年は地域も巻き込んだ地域連携パスも普及し始めている。一方、電子カルテの普及に伴い、今後パスを電子化する病院も増えてくると思われる。しかし紙のパスを電子化することは、単に媒体が違う以上に運用や管理も含めて変わってくる。特に電子化では用語を管理するためにマスターというものがあり、パスでもアウトカムなどマスターが必要となるが、各医療機関で独自にマスターを作成することは、労力と時間がかかるだけでなく、独自性が将来的なシステム更新や地域連携パスへの発展の障壁となりかねない。逆に共通のマスターを使うことで、施設間の比較が容易となり、評価や質的向上へ繋げることができる。 そこで本研究では自院も含め各施設のパスを収集して分析し、アウトカム項目の標準的なマスターを作るとともに、それらをWeb上で公開し、様々な施設の今後の電子的パス作成に寄与することを目的としている。 研究の初年度にあたる平成21年度は、まず公開されている種々のパスを収集し、アウトカム項目の抽出をするため、財団法人医療情報システム開発センターのWebサイトにて公開されているパスについて、30施設から医療者用パス301種類、患者用パス267種類を集めた。そして医療者用パスではアウトカムに関する項目は4989件(重複あり)、患者用パスでは1921件(重複あり)が抽出された。さらにこれらをDPCのMDC分類に従って分けた。現在さらに先行研究の分類に従い、アウトカム用語をわけて各シートに保存する作業を実施しているところである。 このように多数のアウトカム項目があり、それらをまとめるのは容易ではないが、大変ゆえに次年度以降に目指す標準的なアウトカムマスターは意義のあるものと考えられる。
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