2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21590555
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
赤林 朗 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70221710)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀧本 禎之 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00396699)
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Keywords | コンサルテーション / 臨床 / 倫理学 |
Research Abstract |
平成21年度は、以下の研究を行った。 ・北米・欧州圏、アジア圏の倫理コンサルテーションに関する研究: 医学一般、生命・医療倫理学、倫理学一般のデータベースを用いて、英米圏の倫理コンサルテーションに関する文献レビューを行うことにより、次年度の以降に予定している、海外における倫理コンサルテーションの現地調査のための基礎資料の作成を行った。 ・東京大学医学部附属病院、患者相談・臨床倫理センターにおける事例収集: 研究分担者の瀧本を中心に、東京大学医学部附属病院、患者相談・臨床倫理センターにてこれまでに扱い蓄積された、患者相談、倫理コンサルテーションなど、臨床倫理に関する症例をもとに、事例収集を行った。中でも、H21年度は、患者相談の事例収集を中心に内容分析を行い、典型的なケースとその対応方法をまとめた。その結果をもとに、教材用のケースブックの作成準備を行った。 ・国際比較研究:. 国際比較研究に関しては、先に、研究代表者らが行った倫理コンサルテーションに関する日米比較の探索的研究を発展させ、日独の比較研究を行った。具体的には、意思判断能力が無いアルツハイマー病進行期患者における倫理コンサルテーションについて、日独の倫理コンサルタントに倫理コンサルテーションのあり方に関するインタビュー調査を行った。インタビュー調査に関しては、特に、日独という、倫理コンサルテーションが発展途上にある両国において、文化・制度の違いがどのように倫理コンサルテーションの実践に反映されるかに着目して行われた。
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Research Products
(4 results)