2010 Fiscal Year Annual Research Report
患者中心のコミュニケーション教育プログラム(PEAC)の開発とその評価
Project/Area Number |
21590559
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
鈴木 富雄 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (50343207)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伴 信太郎 名古屋大学, 医学部附属病院, 教授 (40218673)
佐藤 寿一 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (10285223)
西城 卓也 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (90508897)
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Keywords | コミュニケーション / breaking bad news / J-CARE / 患者中心 / 医療面接 / 模擬患者 / シナリオ |
Research Abstract |
患者中心の医療コミュニケーションを学ぶことを目的とし、4月に初期研修医を対象としたワークショップを開催した。医療コミュニケーションの中でも、特に患者への配慮が必要となるbreaking bad newsに関してKJ法を用いて施行した。ここで作成された参加者のプロダクトを質的に分析し、結果を"Residents' conceptual structure of breaking bad news : analysis as cultural competency"として8th Asia Pacific Medical Education Conferenceで発表した。 前年度に進捗できなかったJ-CARE検証試験に関しては、研究協力者であるDr.Mercerと電子メールによる打ち合わせを行い、J-CAREの信頼性を検証する際に必要となる質問紙を作成することになった。質問紙は、患者個人の特性(年齢・性別・担当医への通院歴・社会背景等)を調査するものとなり、平成23年3月上旬にはほぼ完成した。 21年度に発表した「医学生・研修医のコミュニケーションへの認識および認識不足の要素の調査」は、現在英文論文作成中であり、ほぼ完成しており、平成23年4月中を目処に国際誌に投稿する。 また平成22年度は、PEAC実施の際に使用可能な医療面接用のシナリオを作成した。このシナリオと模擬患者養成に必要な情報をまとめ、書籍「よくわかる医療面接と模擬患者」を作成し、名古屋大学出版会より出版した。
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Research Products
(3 results)