2010 Fiscal Year Annual Research Report

地域医療の国際化に対応する外国語医療支援モデルの開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number	21590564
Research Institution	Kobe University
Principal Investigator	松尾博哉神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60229432)
Keywords	医療会話 / ソフトウエア / コンピューター / 多言語 / 小児救急
Research Abstract	昨年度は、医療通訳者に残る課題である即時性,簡便性,普遍性,医療経済的観点を克服する多言語医療会話支援ソフトウエアの仕様の概要を作成した.今年度は、その概要に基づいて具体的に以下の機能を有するソフトウエアの開発に取り組んだ.a)セキュリティ機能:IDとパスワードによりセキュリティの確保を図る.b)搭載可能文例等:当初は,産婦人科および小児救急の2診療科,英語,中国語,スペイン語およびポルトガル語の4言語への翻訳文を搭載する.c)質問簡易検索・選択:診療時に用いる質問(最大1,000項目).d)画面ナビゲーション機能:使用中の画面が文例全体のどの位置にあるのかを明示する.e)翻訳文同時表示機能:質問選択と同時に,回答選択肢を表示する.f)同時マーキング機能:選択された回答肢を日本語および翻訳文双方にマーキングさせる.g)一覧表示機能:診療時に選択された質問および回答を選択した時間順に一覧表示する.h)印刷機能:一覧表示された質問および回答を印刷可能とする機能.i)データ保存機能:各診療における使用記録をデータとしてシステムに保存可能とする機能j)保存データの検索.k)カスタマイズド機能:既搭載の文例,翻訳文の内容や表示順序を,システム毎に変更を可能とする.