2009 Fiscal Year Annual Research Report
医学教育におけるプロフェッショナリズム教育の方略と評価について
Project/Area Number |
21590565
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
村上 不二夫 Yamaguchi University, 医学部附属病院, 准教授 (10253155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小早川 節 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (40363105)
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Keywords | プロフェッショナリズム / 医学教育 / 医療面接 / コミュニケーション能力 / OSCE |
Research Abstract |
本研究は,専門家(プロフェッショナル)に求められる行動,(パフォーマンス)を習得するために,特にRamseyらの提唱する,(1)患者への敬意(respect),(2)誠実さ(integrity),(3)疾患の心理・社会的側面の認識(management of multiple problems),(4)慈しみcompassion),(5)責任感(responsibility),などを医学教育の中で学習可能な教育方法として,あるいは評価法としていかに確立するかである。そこで,小グループ学習の教材として,上記のテーマについて,非プロフェッショナルな行動のシナリオを数本作り,その内容を演じた日常診療場面の再現ビデオを作成する。 まず今年度は医療現場での医師の非プロフェッショナルな行動の実際について,医療スタッフ,すなわち医師,看護師,薬剤師,医療クラークからの意見を求め,医師の非プロフェッショナルな行動を抽出した。主に医療面接中のことであるが,(1)患者の氏名確認をしない,(2)結果として患者を取り違える,(3)患者の話を聞かない,(4)面接中にほかのことに気をとられている,(5)思い込みから誤った診断をする,等がある。 これらの事例に基づいて非プロフェッショナルな行動についてのシナリオを作成し,現在そのブラッシュアップおよび,演出等の検討を行っている。現時点で数本のシナリオを検討しており,演者を予定しているものとの打ち合わせ等を行っている。
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