2010 Fiscal Year Annual Research Report
妊娠中の母親の脂質摂取と臍帯血IgE値、乳児期のアレルギー発症に関する研究
Project/Area Number |
21590687
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
中村 こず枝 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (60444270)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 知里 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30283295)
安藤 京子 愛知文教女子短期大学, 教授 (10369572)
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Keywords | アレルギー / 妊娠時脂質摂取 / 出生コホート / 母子保健 |
Research Abstract |
小児期のアレルギー疾患には、妊娠中の母の免疫状態が関連するという仮説がある。妊娠中の食事を含む生活習慣が児の免疫にも影響しその後のアレルギー発症に関連があるかもしれない。本研究では、妊娠中の食事の中で脂質に注目し、前向きデザインを用いて、妊娠中の母の脂質摂取と臍帯血IgE値との関連、臍帯血IgE値と出生後児のアレルギー発症との関連、妊娠中の母の脂質摂取と出生後児のアレルギー発症との関連を評価する。 研究代表者が所属する分野が行ったホルモンに関する疫学研究にて、数百人の女性が妊娠中から現在も当研究に参加している。妊娠29週時に5日間食事記録と生活習慣調査を、出産時に臍帯血採取を行った。平成21年度から引き続き食事記録から脂質摂取量を推定した。また、平成21年度には女児の、平成22年度には男児の臍帯血IgEを測定した。出産後経年的にアレルギーを含む児の健康状態を追跡中である。 平成22年度には男女合わせたデータの集計、解析を行った。母の妊娠中脂質摂取推定量を三分位化し、臍帯血IgE値を共分散分析にて比較したが、有意な関係は認めなかった。乳幼児期に各アレルギー疾患(喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎)を有する児と有しない児の臍帯血IgE値を共分散分析にて比較した。有意差は認めなかった。
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Research Products
(1 results)