2010 Fiscal Year Annual Research Report
循環器疾患予防における中心動脈圧の測定意義に関する疫学研究
Project/Area Number |
21590691
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
崔 仁哲 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (40375514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯 博康 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50223053)
大平 哲也 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (50448031)
北村 明彦 (財)大阪府保健医療財団大阪府立健康科学センター, 健康開発部, 部長 (80450922)
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Keywords | 中心血圧 / AI / 循環器疾患リスクファクター / 疫学研究 |
Research Abstract |
研究目的:地域の一般住民と職域勤務者を対象として、中心動脈圧・AIが動脈硬化の進展に及ぼす影響について、明らかにすることを目的とする。具体的には、 1. 中心動脈圧・AIと喫煙、飲酒、睡眠の質、運動などの生活習慣との関連を分析し、中心動脈圧への影響を明らかにすることを目的にした。 2.中心動脈圧・AIと循環器疾患の危険因子との関連を分析し、中心動脈圧、AIの変動が冠早期動脈硬化の形態的変化や生理的な変化をもたらすか否かを明らかにする。また、これらの関連を上腕血圧と比較することにより、中心動脈圧、AIの測定意義を明らかにする。 方法と結果:平成22年1月~平成23年2月までに、40~75歳男女を対象に、大阪府八尾市賊地区で約1000人、秋田県I町で約500人、茨城県筑西市K地区で約500人に中心動脈圧・AIを測定した。平成23年度に約1500人を追加測定予定する。また、中間解析として、中心血圧・AIと循環器疾患の危険因子との関連について分析し、中心血圧が上腕血圧に独立して循環器疾患のリスクファクターであることを明らかにし、その結果を、平成22年度第10回臨床血圧脈波研究会と第21回日本疫学会学術総会で発表した。 研究に意義:生活習慣因子と中心動脈圧・AIとの関連を明らかにすることにより、動脈硬化の予防につながる。また、このデータをベース化として、将来のコホート研究へと発展させる。
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Research Products
(4 results)