2010 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者における軽症うつ病に対する体操教室の効果検証のための無作為化比較試験
Project/Area Number |
21590717
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
井原 一成 東邦大学, 医学部, 講師 (10266083)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永松 俊哉 財団法人明治安田厚生事業団, 体力医学研究所, 所長 (60450748)
吉田 英世 (地独)東京都健康長寿医療センター, 研究所, 研究副院長 (00242735)
田中 克俊 北里大学, 大学院・医療系研究科, 教授 (30365176)
北澤 健文 東邦大学, 医学部, 助教 (30453848)
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Keywords | うつ病 / RCT / 体操 / 高齢者 / 疫学 |
Research Abstract |
高齢者における軽症うつ病に対する体操教室の効果を明らかにする無作為化比較試験のサンプル数を事前設定したサンプルサイズに到達させるべく、追加サンプルをリクルートし介入調査を実施した。また、昨年度介入調査を行ったサンプルについて、介入効果の持続状況を把握するための追跡調査を行った。 追加サンプルの調査については、東京都大田区と国分寺市、及び板橋区において、それぞれ独立に、リクルートと介入調査が行われた。大田区では、介護予防の基本チェックリストのうつ尺度陽性者998人に予備調査への参加を呼びかけ、参加した416人のうちうつ病の疑いまたは医師との面接を希望した者の計109人について精神科医が診断面接を行い21人(小うつ病性障害・エピソード17人と気分変調性障害4人)の適格候補者を得、最終的に9人が介入調査に参加した。国分寺市では、うつの疑われる592人に予備調査への参加を呼びかけ、参加した211人中うつ病の疑いまたは医師との面接を希望した者の計41人について精神科医が診断面接を行い12人の適格候補者を得、最終的に11人が介入調査に参加した。板橋区ではうつ病の疑われた50人と医師の面接を希望した41人の計91人について精神科医が診断面接を行い17人の適格候補者を得、最終的に9人が介入調査に参加した。 追跡調査については、大田区と国分寺市で実施し、大田区では当初サンプル13人中7人、国分寺市では当初サンプル6人中3人の参加を得た。
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