2009 Fiscal Year Annual Research Report
超長寿者に関する日常生活動作と既往歴の関連性について―ハワイ・全米・沖縄の比較―
Project/Area Number |
21590724
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Research Institution | Okinawa International University |
Principal Investigator |
D.CRAIG Willcox Okinawa International University, 総合文化学部, 教授 (70316214)
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Keywords | 健康長寿 / 日常生活動作 / 既往歴 / 国際比較 |
Research Abstract |
本研究は以下の3点を目的とする。1)長寿者において日常生活動作と既往歴がどのように関連しているかを探る。2)レジリエンス(Resilience)のある百寿者(15年以上、加齢に伴う疾患に罹患しながら生き延びている者)について、既往歴と日常生活活動(ADL)における自立度を調査する。3)日常生活動作と既往歴を3つの地域(沖縄、ハワイ、米国本土)において、同一の定義と調査手法を用いて比較する。 平成21年度の研究費では、以下の成果を得た: 1)地方自治体、地方公共団体、老人介護施設代表らとのミーティングにおいて研究原案を説明し、住民台帳閲覧許可について協力と理解を得ることができた。 2)学会発表:Okinawa Centenarian Study(OCS)と都道府県年齢調整死亡率(厚生労働省)で収集したデータの再考察を行い、Gerontological Society of America(GSA)を含め3つの学会で初期段階研究報告を実施した。 3)3つの研究グループにおける研究協力の推進:昨年度3つの研究グループ(OCS+PHRI+NECS)の間で会議が行われた。会議は上記の学会(GSA)の開催地である米国ジョージア州で行われた。 4)論文作成:本研究の初期段階調査として、沖縄県男女の生活習慣(肥満、喫煙、飲酒、食塩摂取、健康診断受診率、健康スコアなど)をまとめ、沖縄における平均寿命の性差に影響している死因と生活習慣の関連について論文を作成した。
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Research Products
(4 results)