2009 Fiscal Year Annual Research Report
長期飢餓ストレスがタンパク発現調節因子(miRNA)に及ぼす影響
Project/Area Number |
21590767
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
高倉 修 Kyushu University, 大学病院, 助教 (40532859)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河合 啓介 九州大学, 大学病院, 講師 (80325521)
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Keywords | 長期飢餓ストレス / miRNA / 神経性食欲不振症 / マイクロアレイ / ターゲットmRNA / タンパク |
Research Abstract |
様々なストレスで発現変化するタンパク発現調節因子マイクロRNA(miRNA)に着目。マウスを用い、飢餓ストレスがもたらすmiRNAの発現変化をマイクロアレイ法を用い検討し、そのターゲットメッセンジャーRNAおよびタンパク発現を検索する。また、ヒトの血液サンプル(正常、神経性食欲不振症患者)を用いても検討することを目的とする。この研究により、神経性食欲不振症による様々な異常の病態生理の一端が、セントラルドグマ(遺伝子からタンパク発現の経路)以外の観点から明らかとなるのみならず、薬物反応性の検討等重要な知見が得られる事が予想される。 まず、飢餓マウスモデルの作成(Diet restriction法)を試みた。当初はSbra miceを使用予定であったが、国内入手困難であることが判明し、十分な選定の結果、BALB/c miceに変更した。8-10週齢の雌マウスを実験に使用した。 一日の餌の摂取量を算出し、コントロール、40%餌制限、50%餌制限、60%餌制限の群を作り、それぞれに毎日相当する量の餌を与えた。餌制限群では餌の量に反比例して体重減少が認められ、40%餌制限群では、過活動傾向が観察されている。18日間の食事制限後、行動解析・解剖を行い、脳の海馬よりRNAを抽出し、miRNAの網羅解析を現在行っている。
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