2009 Fiscal Year Annual Research Report
アンドロジェン受容体トランスジェニックマウスによる非アルコール性脂肪肝の病態解明
Project/Area Number |
21590828
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
今関 文夫 Chiba University, 大学院・医学研究院, 准教授 (40223325)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新井 誠人 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (30396684)
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Keywords | 脂質 / シグナル伝達 / アンドロジェン受容体 / トランスジェニックマウス / 非アルコール性脂肪性肝炎 |
Research Abstract |
本研究はアンドロジェン受容体を肝特異的に発現するトランスジェニックマウスを作製した後、メチオニンコリン欠乏食と高脂肪食の投与により非アルコール性脂肪性肝炎モデルを作成し、脂質代謝と糖質代謝に関連する遺伝子群の発現量、シグナル伝達系にかかわる蛋白のリン酸化を調べ、アンドロジェン受容体の肝における脂質代謝、糖質代謝と種々のシグナル伝達系との関わりを明らかにすることを目的としている。 本年度は、アンドロジェン受容体を肝特異的に発現するトランスジェニックマウスの作製を行った。ヒト由来のandrogen receptor cDNA(2757bp)をapoE promoterの下流に挿入した発現プラスミドを作成し、全長の塩基配列を確認した後、326個の受精卵に注入、合計257個の受精卵移植を行った。現在、生まれたトランスジェニックマウスの遺伝子発現解析を行っているところである。最初の発現プラスミドの作成に手間取り、今年度に予定していたトランスジェニックマウスにおけるアンドロジェン受容体遺伝子発現の経時的推移、肝組織像の検討、および脂肪肝モデルの作成ができなかったが、来年度は並行して研究を遂行する予定である。
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