2012 Fiscal Year Annual Research Report
HCV蛋白とインターフェロン系との相互作用のFRET/BRET解析
Project/Area Number |
21590831
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
藤田 めぐみ(田坂めぐみ) 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 特任助教 (50510369)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝比奈 靖浩 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 寄附講座教授 (00422692)
東 正新(陳正新) 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (10376783)
|
Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | HCVレプリコン / インターフェロン / RIG-I |
Research Abstract |
HCV-NS4BとCardifの相互作用についてBimolecular fluorescence complementation (BiFC) アッセイにより検討した。 PCRで増幅したNS4B, Cardifをそれぞれmonomeric Kusabira-green(mKG) ベクターに挿入し、N末端またはC末端をトランケイトしたmKGを融合したNS4B, Cardif発現プラスミドを作成した。出来上がった発現プラスミドを、相補的なmKG断片を持つ組み合わせでそれぞれHEK293細胞に遺伝子導入し24時間後に検討した。得られた蛍光陽性細胞をフローサイトメトリーで解析し、また共焦点顕微鏡で観察した。 その結果、N-CardifとNS4B-C、N-CardifとC-NS4B、C-CardifとNS4B-N、C-CardifとN-NS4Bの組み合わせで弱い蛍光が見られた。またBiFCシグナル陽性細胞の存在比はN-CardifとNS4B-C、C-CardifとNS4B-Nの組み合わせで増加していた。蛍光顕微鏡ではmKG-Cardifの一部がミトコンドリアと共局在していた。 STINGについても切断したmKG蛋白とN末端もしくはC末端で融合した蛋白発現プラスミドを作成し、様々な組み合わせで遺伝子導入した。その結果全ての組み合わせで強い蛍光を認め、NS4BとSTINGの相互作用が示唆された。フローサイトメトリーでもNS4BとSTING-mKG融合蛋白の全ての組み合わせ強いBiFCシグナルを認めた。またコントロールと比較しNS4BとSTING-mKG群においてBiFC陽性細胞の存在比は有意に高くなっていた。更に免疫沈降ではCardifとSTINGの相互反応が確認され、NS4B存在化でこの反応は減弱していたことから、NS4Bによるこれらの相互反応の阻害が確認された。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|