2010 Fiscal Year Annual Research Report
Brugada症候群の右室流出路伝導異常の検証(リスク階層化への応用)
Project/Area Number |
21590889
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
古嶋 博司 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (10377161)
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Keywords | Brugada症候群 / 加算平均心電図 / 右室流出路 / 伝導遅延 / 抗不整脈薬 |
Research Abstract |
1)従来の安静時加算平均心電図による観察:当科を受診または紹介された新たなBrugada症候群患者において、データを蓄積し、解析中である。 2)ホルター心電図方式による胸部誘導fQRSdの観察:本補助金にて購入したフクダ電子社製ホルター心電計(FM-180)、およびホルターLP (late potential;遅延電位)用ソフト(HPS-LP)を使用し、Brugada症候群患者のLPの日内変動を観察する。現時点で、30名以上のBrugada症候群(有症状例:10例、無症状例:20例)、および特発性心室細動奨励について計測が終了し、解析中である。また、その他の基礎心疾患を有する患者にも適応を広げている 3)右室流出路における期外刺激時局所伝導遅延の観察:一部のデータがCirculation Journal8月号(vol.73, No.8, 2009, 1408-1415)に掲載された。 また、さらに発展させたデータにつき、第7回田原-アショフシンポジウムに発表した。 4)RfORSdおよびdisorete post-QRS potentialの薬剤による修飾:電気生理検査における誘発性と局所電位の遅延との関係につき解析中である。
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Research Products
(3 results)