2009 Fiscal Year Annual Research Report
特発性肺線維症急性増悪特異的自己抗体によるペプチド・抗体療法の開発
Project/Area Number |
21590982
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
黒須 克志 Chiba University, 大学院・医学研究院, 助教 (20291106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
滝口 裕一 千葉大学, 大学院・医学研究院, 准教授 (30272321)
巽 浩一郎 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (10207061)
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Keywords | SEREX法 / 間質性肺炎 / 自己抗体 |
Research Abstract |
II型肺胞上皮癌培養株(A549)cDNAライブラリーを用いたSEREX(serological analysis of recombinant cDNA expression libraries)法により、特発性肺線維症急性増悪関連自己抗体として抗アネキシン1抗体を検出した。QIA express蛋白質精製システムを用いて6XHisタグ標識アネキシン1抗原蛋白を作成し、Ni-NTA HisSorb PlateによるELISA法を用いた解析によって、特発性肺線維症急性増悪症例においては高力価の抗アネキシン1抗体が血清中および気管支肺胞洗浄液中に存在していることが明らかとなった。BAL液中のCD4陽性Tリンパ球の免疫グロブリン可変部領域の解析で明らかとなったアネキシン1N末端の抗原性を有するペプチド部分に対するpolyclonal抗体を作製した。この抗体を用いたWestern blot解析により、特発性肺線維症急性増悪症例において、アネキシン1のN末端エピトープに対する免疫反応が重要な役割を果たしていることが示唆された。
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Research Products
(1 results)
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[Presentation] 特発性肺線維症急性増悪特異的抗アネキシン1抗体の検討2009
Author(s)
黒須克志, 滝口裕一, 湯本典夫, 岡田修, 黒田文伸, 坂尾誠一郎, 多田裕司, 笠原靖紀, 田邊信宏, 栗山喬之, 巽浩一郎
Organizer
日本呼吸器学会総会
Place of Presentation
東京国際フォーラム
Year and Date
2009-06-12