2009 Fiscal Year Annual Research Report
末梢血循環腫瘍細胞を用いた肺癌術後再発予測・オーダーメード治療の開発
Project/Area Number |
21590983
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
吉澤 弘久 Niigata University, 医歯学総合病院, 准教授 (50282984)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 光 新潟大学, 医歯学総合病院, 教授 (80207802)
渡部 聡 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (50529740)
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Keywords | 肺癌 / 末梢血循環腫瘍細胞 / 術後再発 |
Research Abstract |
肺癌患者のcirculating tumor cells(CTC)は術後再発の予測因子と成り得るか?を解析し、さらに術後アジュバント治療のオーダーメード化を目指して研究を進めている。Circulating tumor cell高感度検出法の確立のため、epithelial adhesion molecule(EpCAM)に加えて抗cytokeratin抗体を含めたtriplet抗体単離を併用し安定した腫瘍の単離が可能かを試みた。Triplet抗体によるCTC単離の条件設定にはEGFR mutation(+)のPC9 adenocarcinoma cell line(BMC Cancer 6;277,2006)を用い、最も感度を高められるビーズ等の条件設定を行った。判定にはAllele specific PCRを用い、さらに混入腫瘍数をタイトレーションし、実用可能かをテストした。正常白血球細胞とPC9との混合比率で約1/10000からTriplet抗体法で単離した場合はAllele specific PCRで検出可能であったが、患者末梢血での実際の検出には1/1000000以上まで向上させる必要があり、現在条件設定を再検討している。同時にAllele specificPCRの測定感度向上により、アッセイ全体の検出感度を向上できないか検討している。またAllele specific PCR、Real time PCRを用いてERCC gene family、β-Tubulin、 RRM1の検討についても進めている。
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Research Products
(3 results)