2009 Fiscal Year Annual Research Report
変異SOD1導入グリアが引き起こす運動ニューロン傷害機序の解明
Project/Area Number |
21591083
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
永井 真貴子 Okayama University, 大学病院, 助教 (80420488)
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Keywords | 筋萎縮性側索硬化症 / ALS / SOD1 / アストロサイト / 神経変性 / 脊髄 / RNA |
Research Abstract |
(1)運動ニューロンと変異型SOD1アストロサイトの共培養において、コントロールアストロイトとの共培養と比較して発現量が変化するcDNAのリストを作製した。具体的には胎齢12.5日のマウス胎仔脊髄から初代培養した運動ニューロン(MN)と変異型SOD1(G93ASOD1AST)あるいは野生型SOD1アストロサイト(WTSOD1AST)の共培養からmRNAを抽出した。mRNAをcDNAに逆転写後、サブトラクション法を用いて発現量が増減するcDNAのリストを作製し、BLASTで遺伝子を同定した。 (2)発現量が増加したmRNAは134あった。続いて変異SOD1(G93A)DNAを導入したALSマウスおよびコントロールマウス脊髄からmRNAを抽出し、(1)のcDNAの一部をプローブとして、ノザンブロッティングあるいは定量的RT-PCRを行い、組織で発現量が増加しているcDNAを選択した。発現レベルが増加しているmRNAについてはALSマウス脊髄を用いてin situ hybridizationを行い、発現細胞を同定した。 (3)(2)で同定したcDNAの全長をRT-PCRを用いて取り出し、タンパク発現ベクターにサブクローニングを行った。またその中から特にモデルマウス脊髄で発現量の多かった遺伝子Aについてトランスジェニックマウスを作成した。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Progressive decrease in the level of YAPdeltaCs, prosurvival isoforms of YAP, in the spinal cord of transgenic mouse carrying a mutant SODI gene.2009
Author(s)
Morimoto N, Nagai M, Miyazaki K, Kurata T, Takehisa Y, Ikeda Y, Kamiya T, Okazawa H, Abe K
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Journal Title
J Neurosci Res. 87(4)
Pages: 928-936
Peer Reviewed
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