2009 Fiscal Year Annual Research Report
MuSK抗体重症筋無力症の疾患動物モデルの開発と基盤研究による原因解明
Project/Area Number |
21591102
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
重本 和宏 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都, 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (40284400)
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Keywords | 重病筋無力症 / muscle-specific kians / 神経筋接合部 / 疾患モデル |
Research Abstract |
(1)MuSK抗体MG患者の病態に則した動物疾患モデルの開発.(1)補体欠損マウスに、精製したMuSKリコンビナント蛋白を、補体欠損マウス一匹あたり20mgをアジュバントと一緒に2週間おきに免疫して、体重変化を経時的に記録することで発症経過をモニターした.二回目の免疫後に体重が減少して、2週間後に全てのマウスにMGを発症させることに世界で初めて成功した.これまでマウスにMusk MGを発症させるのは困難であった.(2)MuSK抗体価の上昇が筋萎縮にあわせて見られた.3Hzで運動神経を刺激した筋電図変化は患者と同じ漸減反応を示した.(3)シナプス(運動神経終末および筋側)の形態変化を,共焦点顕微鏡で観察することができた. (2)臨床への橋渡し研究のための基盤整備. (1)MuSK MG患者は、抗コリン作動性クリーゼの過敏性を示す症例があり、診断および治療指針の確立が必用である.本課題で作成することに成功した疾患モデル、すなわち100%同調してMuSK MGを発症する補体欠損マウスを使って、neostigmine(AChE抑制剤)投与後に3Hzで運動神経を刺激して筋電図変化を測定すると、Musk MG患者と全く同じ変化を観察することができた,Musk MG患者の過敏性のメカニズムを,疾患モデルを使って機序を明らかにすることが可能となった.次年度は病態を明らかにして診断治療の指針づくりに貢献する.(2)Musk MGを発症したマウスにジアミノピリジンを投与して、筋電図変化を計測すると顕著に改善することが明らかとなった.その機序を明らかにして治療薬の開発を行うことが可能となった.
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[Journal Article] The role of zinc finger protein 521/early hematopoietic zincfinger protein in erythroid cell differentiation2009
Author(s)
Matsubara, E., Sakai, I., Yamanouchi, J., Fujiwara, H., Yakushijin, Y., Hato, T., Shigemoto, K., Yasukawa, M.
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Journal Title
J Biol Chem 284
Pages: 3480-3487
Peer Reviewed
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[Book] Myasthenia gravis Disease Mechanisms and Immune Intervention2009
Author(s)
Shigemoto, K., Kubo, S., Mori.S., Yamada, S., Miyazaki, T., Akiyoshi, T, Maruyama, S.
Total Pages
20
Publisher
Linus Publication, Inc.