2012 Fiscal Year Annual Research Report
TNF-α誘導性細胞質RNA受容体を標的とする関節リウマチの治療法開発
Project/Area Number |
21591259
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
今泉 忠淳 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90232602)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石黒 陽 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (10312498)
佐藤 敬 弘前大学, 事務局, 学長 (20125438)
松宮 朋穂 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30344592)
吉田 秀見 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40201008)
石橋 恭之 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80292142)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | RIG-I / MDA5 / TLR3 / 慢性炎症 |
Research Abstract |
我々は、慢性炎症反応における自然免疫反応系の意義について研究を行ってきた。自然免疫系のうち、ウイルス感染に対するパターン認識受容体には、従来よりよく解析されてきたToll-like receptor (TLR) ファミリーの一つである TLR3 と、retinoic acid-inducible gene-I (RIG-I)と melamona defferentiation-associated gene 5 (MDA5)を含む細胞内 RNA 受容体ファミリーとがある。本研究では、RIG-I、MDA5の、慢性炎症における意義を、TLR3、TLR4 と比較することにより、検討を行った。その結果、炎症反応に重要な役割を果たすケモカインの一つである CXCL10 の発現は、TLR3 および RIG-I の下流において IFN-beta、MDA5 が関与していることが明らかになった。 さらに、ウイルス感染に伴って引き起こされる STAT1 のリン酸化に、RIG-I が関与する経路があること、また、RIG-I や MDA5 のアダプター分子である mitochondrial antiviral signaling porotein (MAVS) mRNA の発現は、主に、post-transcriptional に制御されていることもわかった。また、関連して、紫外線の一種である UVB がRIG-I の発現を抑制することや、Helicobacter pyroli の感染した胃粘膜では、MDA5 の発現が更新していることも見出した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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