2011 Fiscal Year Annual Research Report
TCRζ鎖mRNA 3'UTR異常に伴う全身性エリテマトーデス発症機序
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21591268
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
津坂 憲政 東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (00245490)
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Keywords | 全身性エリテマトーデス / TCRζ鎖 / 3' UTR / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
平成22年度に得られたF1マウスを解析したところ、ジャームライン・トランスミッションを伴うヘテロマウスであることが確認できなかったため、平成23年度、再度相同組み換えESクローン(clone No.a1519)からアグリゲーション法、及びインジェクション法によって得られたキメラマウスより、毛色寄与率上位のマウスを用いてF1産子を作製することを試みた。アグリゲーション法により得られたキメラマウスNo.1♂60%,No.2♂40%,No.3♀40%に関しては、自然交配により27匹の産仔が得られた。インジェクション法により得られたキメラマウスNo.5♂80%,No.6♂80%に関しては、自然交配により8匹の産仔が得られた。No.4♂80%に関しては、自然交配で産仔は得られなかった。得られたF1産子の尾部よりDNA抽出後、PCR法により遺伝子型を判定した結果、遺伝子型解析の結果、9匹(♂5、♀4)のF1マウスついて、ヘテロマウスであることが確認された。すなわち、変異遺伝子の伝達(ジャームライン・トランスミッション)が確認された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定では、ジャームライン・トランスミッションを伴うヘテロマウスを得ることを平成22年度までの目標としていたが、作製したF1マウスがヘテロマウスであることを確認することができたのが平成23年度になった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、ゲノム中に組み込まれているloxPで挟まれたpgk-neoカセットを除去するために、得られたF1マウス(loxPマウス)をCreマウスと交配することにより、ノックアウトマウスの作製を行う。
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