2009 Fiscal Year Annual Research Report
母乳ガングリオシドとシアル酸含有多糖類の生理作用:神経細胞分化への影響
Project/Area Number |
21591328
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
泉 達郎 Oita University, 医学部, 教授 (80119891)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
是松 聖悟 大分大学, 医学部, 教授 (60264347)
末延 聡一 大分大学, 医学部, 准教授 (30253785)
前田 知己 大分大学, 医学部, 准教授 (80264349)
秋吉 健介 大分大学, 医学部, 助教 (70305043)
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Keywords | 母乳 / ガングリオシド / シアル酸含有多糖類 / 神経細胞分化 / 脳の発達 / 母乳ガングリオシドの脳移行と生合成 |
Research Abstract |
^<14>C-GD3と^<14>C-GM3を新生仔ラットの胃内に投与し、大脳への移行と、大脳内において、糖鎖が2個のGD3、GM3(単純ガングリオシド)より、4個の糖鎖構造を持つ複雑ガングリオシド:GM1、GD1a、GD1b、GT1b、GQ1bへの生合成の推移と、GD3、GM3、それぞれからの複雑ガングリオシドへの生合成推移の差異と、大脳神経系内への分布状況を検討する。市販製品がなく、GD3、GM3に[1-^<14>C]acetic anhydrideを標識化し、^<14>C-GD3、^<14>C-GN3を作成する事が必須である。当大学RI研究室に専用のロータリーエバポレーター(N-1100)とドライサーモユニット(DTU-1cセット)の追加購入が必要であった。 ^<14>C-GD3と^<14>C-GM3の作成には1%NaBH4、80℃1時間反応させて、脱アセチル化をした後、GD3、GM4に取り込まれなかった[1-^<14>C]無水酢酸などの不純物を透析にて排除し凍結乾燥する。その後、更に[1-^<14>C]acetic anhydddeをピリジンにと等モルにて20℃64時間、更に100℃4時間反応させて、アセチル化し、透析、凍結乾燥にて^<14>C-GD3と^<14>C-GM3を精製した。[1-^<14>C]acetic anhydrideがどの程度標識として取り込まれたのか不明ではあるが、^<14>Cの透析液への喪失はほとんどなかった。薄層クロマトグラフィー(TLC)にて、^<14>C-GD3と、^<14>C-GM3が標準ガングリオシドと同等の位置にある事を確認し、標識^<14>C-GD3と^<14>C-GM3が作製された事を確認した。 次年度より、この標識したミルクガングリオシド;^<14>C-GD3、^<14>C-GM3を新生仔ラットに投与し、脳内の生合成を検討する。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] 地方における小児・周産期医療を担う医師確保対策調査2009
Author(s)
是松聖悟, 秋吉健介, 高野智幸, 拝郷敦彦, 末延聡一, 前田知己, 清田晃生, 川野達也, 関口和人, 宮原弘明, 半田陽祐, 岡成和夫, 岡崎直歩, 前田美和子, 和泉啓, 加藤里絵, 武口真広, 那須家栄, 吉松淳, 楢原久司, 泉達郎
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Journal Title
日本小児科学会雑誌 113
Pages: 1587-1592
Peer Reviewed
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